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白雪姫 by 夢beans　その6

ことのは-ラブラドライトの大きなペンダント-

初めて手紙を書いた白雪姫。
なんだか少〜し大人になった気分です。


「では、その手紙を持って行きましょう。」

「どこへ？どこへ行くの？」

「残すことの大切さを教えることのはのところよ。」


白雪姫は、伝えることの大切さを教えることのはさんに連れられて、
残すことの大切さを教えることのはさんに会いに行きました。


「ようこそ、白雪姫。とっても素敵な手紙が書けたみたいね。」

「あなたが文字をかくことで大切なことのみっつめを教えてくれることのはさんね？」

「まあ！ずいぶんとわかりやすくて整頓された言葉だこと。」

「あら、ほんとだわ。今わたし大人みたいなセリフが言えたわ」

「文字を書いたからよ。」

「え？」

「話し言葉と書き言葉は全然違う。
話し言葉はたとえうまく話せなくたって、
身振り手振りや顔の表情が言葉の代わりをしてくれるわ。
けれど書き言葉には変わりをしてくれるものがいない。
伝える術は文字以外になにもないのよ。」


「それ、ちょっと前の私にはわからなかったでしょうけど、今の私にはよくわかるわ。」

「そうでしょうとも。だってあなたは手紙を書いたんだもの。
ここで体験したことを文字だけでお友達に伝えるために、
文字を選び、工夫を凝らし、一生懸命に書いたんだもの。
書く力がついたなら、話す力も当然上がるわ。」

「うわぁ　なんだか嬉しいな♪　
この気持ちを文字にしてずっと残しておきたいわ。
そうするといつでも好きな時にここでの冒険を思い出すことができるもの！」



ことのはたちに出会い、
白雪姫は文字の大切さに初めて気づきました。

３番目のことのはさんが教えてくれたのは『残すことの大切さ』。
ドラマティックなまでの遊色は、文字として残された遠い昔の大冒険を映し出す鏡のようです。


≫続く



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素材：ラブラドライト（33mm×26mm）、シルバー925
　　　　
重さ：10.7g



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